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2012年4月12日木曜日

新基準値100ベクレル/㎏まで食べろ、ということなのか?4月5日記


2012年4月1日から、放射性セシウムについての一般食品の基準値が100ベクレル/㎏になりました。これまでの暫定規制値の500ベクレル/からすれば、5分の1です。これをテレビ、マスコミでは「厳格基準」などと言っていますが、これほど高い放射能レベルのものを日常的に食べては非常に危険です。 

  まず、3・11の原発震災以前の規制値は輸入食品についてだけで、セシウム134よびセシウム137の濃度が370ベクレル/kg以下でした。この規制値はチェルノブイリ事故後のヨーロッパや旧ソ連諸国から輸入される食品を対象に1986年11月に決められたものでした。 

しかし、輸入食品だけを食べるひとはいません。この数値であっても、国民の健康を守れると当時の政府は思ったのでしょう。現在、私たちの置かれている環境はすべて国産のものすべてに放射性物質が入っているかもしれない状況です。特に、福島、宮城、岩手、山形、秋田、茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京、神奈川、山梨、静岡ではそうです。山梨の一部、新潟の一部でもそうでしょう。この表現が大げさではない理由は、日本原子力研究開発機構は作成した、セシウム沈着予想(3月12日~5月1日まで)が示しています。 

写真1 セシウム積算沈着予想 日本原子力研究開発機構 2011年9月6日公表 

この東北および関東地方、中部地方と東海地方の一部に生きる方は、いやおうなしに、食品中の放射性物質による健康被害の影響に直面すると思います、それはあと5年か6年後かもしれません。3・11から1年が経ちました。広島で、奇形児の出産が目立ち始めたのが原爆投下後、6年後・7年後・8年後だと言います。白血病の1回目のピークが7年後、8年後、9年後だと言います。つまり、東京第一原発の放出した放射能による、奇形児出産のピークが2017年、2018年、2019年かもしれないということ。白血病のピークが2018年、2019年、2020年かもしれないということです。「これくらいの放射能は安全です」という放射能の専門家はその時にどんな責任を取れるというのでしょう。その子を持つ親は言葉で表せない苦しみを負うしかないのかもしれません。 

そうならないために、放射性物質を食べてはなりません。子どもに食べさせてはいけません。 

自然放射性物質 カリウム40と 人工放射性物質 セシウム134、セシウム137 は人体にまったく違う影響を与えます。たとえ、ベクレル数が同じでもです。そして、今回の100ベクレル/㎏という新基準は、食品中の放射性物質を何も規制しないにも等しいのです。なぜなら、現在流通している野菜、肉、魚ではほとんどが100ベクレル/kg以下だからです。しかし、毎日の食事で合計10ベクレル セシウム134、137を摂取しているとします。すると、700日後(=約2年後)には体内には1400ベクレルを越える セシウム134、137 が蓄積してしまいます。 

写真2 国際放射線防護委員会(ICRP)が作った、1度に放射性セシウムを 1000ベクレル 摂取した場合、毎日 1ベクレル 摂取した場合、毎日 10ベクレル 摂取した場合の人間の体内蓄積量のグラフ 

たった、1日10ベクレル摂取しただけで、です。1㎏あたり100ベクレルの魚を100g食べただけで、10ベクレル食べたことになります。最近ではアイナメ、ヤマメ、タケノコ、シイタケ、干し柿などが100ベクレル/㎏を越えたものが流通しています。 

写真3 食品中の放射性物質の検査について 2012年3月31日までの以前検査実施分 厚生労働省 2012年4月4日公表 

ちなみに、4月1日から新基準値が設定されると言うものの、牛の飼料がこれまで300ベクレル/㎏までOKだった関係から、今年9月30日までは牛肉は500ベクレル/㎏までは規制されないことになっています。大豆にいたっては今年12月31日まで500ベクレル/kg。トマトジュースやにんじんジュースは今年3月31日製造分までは200ベクレル/kgまでOKと厚生労働省は決めています。 

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令の一部を改正する省令、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令別表の二の(一)の(1)の規定に基づき厚生労働大臣が定める放射性物質を定める件及び食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について 厚生労働省医薬食品局食品安全部長 通知 2012年3月15日
 http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/tuuchi_120316.pdf 

本当にうそが多い国です。 

そして、これまでの放射性セシウムの暫定規制値が500ベクレル/kgという「規制値」は、もし限度いっぱい食べているとすると、17ミリシーベルトに相当する、と厚生労働省も述べています。(2012年3月28日 美浜の会のホームページ参照)しかし、今回の100ベクレル/kgでは、ストロンチウムやプルトニウムも含めて、1ミリシーベルトに相当すると、彼らは言っています。 

写真4 政府の暫定規制値では内部被ばくは17ミリシーベルト 新基準値では1ミリシーベルト 

しかし、これはうそです。政府や厚生労働省が放射線の人体に対する影響を評価する元になっているのが、国際放射線防護委員会(ICRP)です。国際放射線防護委員会(ICRP)は、放射線に対する影響を外部被ばく:内部被ばくを1:1としています。一方、欧州放射線リスク(ECRR)は、少なくとも、1:300。または1:1000だと試算しています。 

つまり、1:300だとすると、政府が決めた4月1日の新基準値による内部被ばくは1ミリシーベルトなのではなく、最低300ミリシーベルトや最高1000ミリシーベルトに相当する可能性があります。 

100ベクレル/kgまで日本政府は食べさせようとしています。けっして食べてはなりません。 

子どもも大人も毎日の食事は0ベクレルであるべきです。 

写真1 セシウム積算沈着予想 日本原子力研究開発機構 2011年9月6日公表
写真2 国際放射線防護委員会(ICRP)が作った、1度に放射性セシウムを 1000ベクレル 摂取した場合、毎日 1ベクレル 摂取した場合、毎日 10ベクレル 摂取した場合の人間の体内蓄積量のグラフ
写真3 食品中の放射性物質の検査について 2012年3月31日までの以前検査実施分 厚生労働省 2012年4月4日公表
写真4 政府の暫定規制値では内部被ばくは17ミリシーベルト 新基準値では1ミリシーベルト


「ベクレル表示はしろうとをだますためのスピン」三木作

[ど素人にわかる、放射性物質のリスク表示と疾病リスク表示を要求しよう]

【巻の一】「ベクレルは素人を騙すための表示じゃないの?」
ほうれん草のセシウムが5Bq/Kgでしたので安全です、と言われると、
わたしたち素人としては「汚いものが5つだけあるのか。よかった」
と感じがちです。違います。ベクレルという表示だけでは、本当の
リスク、特に発がん性は「イメージ的に」把握できません

●放射性物質1ベクレルとは原子の数にしたらいくつぐらいか。
-実は背後に大量の原子がある1ベクレル、という数字-

[1ベクレルあたりの、放射性物質の原子の数]

ヨウ素131      100万個 (1.00x10の六乗)  
セシウム137    13億7千万個 (1.37x10の九乗)
ストロンチウム90 13億1千万個 (1.31x10の九乗)
ウラン238     20京3千兆個 (2.03x10の十七乗)
プルトニウム239  1兆900億個  (1.09x10の十二乗)
(出典:「第十版アイソトープ手帳/日本アイソトープ協会)

ベクレルは「原子のこわれる量」を瞬間的に表したもので、「汚いものがいくつあるか」ではありません。
上のヨウ素131では、100万個の「ヨウ素131原子=汚いもの」があった時、"確率的に言って"一秒間に1個の「粒=原子」がこわれて放射線が出る、という事を意味します。この時に被曝します。
しかし崩壊は、あくまで確率的に起こりますので、100万個のヨウ素のうちのひとつがいつどの部分で崩壊するのか、はわかりません。従って半減期、というのも汚いものがいかなる場合も全て均質に「きっちり」半分に減る時期をあらわしません。 
下に引用したのは、放射性物質の「確率的なこわれ方」を理解しやすい動画です。

*確率的に起こる崩壊を見られるアニメ
http://irobutsu.a.la9.jp/movingtext/hangenki/hangenki.html

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【巻の二】「最低、ベクレル当りの被曝量(実効線量係数)が欲しい」

実効線量係数というのは、実際に身体に入った放射性物質でどれ
ぐらい被曝しそうか、というのを数値で示したものです。
ここでSvという単位がでてきます。これを使って発ガン率を出し
ます。
わたしたちが食品などの汚染表示に欲しいのは、ベクレルでなく、
実効線量係数と、それをもとにした発ガン率です。
これを見れば、例えばプルトニウムは、たとえ1ベクレルでも毎日
取り込めば、とてつもないリスクになることが理解できると思います。
ただし、ここで使っているのはICRPのデータなので、大変過小評価
されているという批判があります。あくまで参考程度です

●放射性物質1ベクレルあたりの実効線量係数
(体内に取り込んで50年間たった場合の積算被曝線量、ただし実際
の計算では最初の一年間であびたものとして取り扱っていい事に
なっています→要注意)

(呼吸で吸い込んだ場合) 

           乳児    一歳児    五歳
ヨウ素131      0.072 μSv  0.072 μSv  0.037 μSv   
セシウム137     0.0088μSv  0.0054μSv   0.0036μSv  
ストロンチウム90  0.13 μSv  0.052 μSv  0.031 μSv  
プルトニウム239    210 μSv   200 μSv   150 μSv
         
           十歳児   十五歳児   成人
ヨウ素131     0.019 μSv  0.011 μSv  0.0074 μSv  
セシウム137     0.0037μSv  0.0044μSv   0.0046 μSv  
ストロンチウム90  0.041 μSv  0.053 μSv  0.0024 μSv
プルトニウム239    120 μSv  110 μSv    120μSv 

(飲食で飲み込んだ場合)
           乳児    一歳児    五歳児 
ヨウ素131      0.18 μSv   0.18 μSv  0.10 μSv   
セシウム137     0.021 μSv  0.012 μSv  0.0096μSv   
ストロンチウム90  0.23 μSv  0.073 μSv  0.047 μSv   
プルトニウム239    4.2 μSv  0.42 μSv   0.33 μSv  

           十歳児   十五歳児   成人
ヨウ素131      0.052 μSv  0.034μSv   0.022 μSv 
セシウム137     0.010 μSv  0.013μSv   0.013 μSv  
ストロンチウム90  0.060 μSv  0.080μSv   0.0028 μSv  
プルトニウム239    0.27 μSv  0.24 μSv   0.25 μSv

●実生活での取り込み量

*上の数字は線量率(Sv/時)ではないので、例えばプルトニウムを毎日
 1ベクレル一年間続けて呼吸で取り込めば、成人で
 120μSvx365=43,800μSv/y(43.8ミリシーベルト/年)
 の被曝となります。

*問題となっているセシウムで試算すると、すべて500Bq/Kgのセシウ ム で汚染された食品(コメ・野菜・魚・肉)を毎日1Kg食べ続ける と、 成人で
 0.013μSvx500x365=2,372μSv/y(2.372ミリシーベルト/年)
 となり、これだけで現行法違反となります。

................................................................................
【巻の三】「最終的に表示して欲しいのは発ガン率など」

発ガン率はわたしたちが最も関心のある、そして直接表示して欲しい
データですが、その他にもセシウムは心疾患などの報告もあります。
そういうリスクを、表示してほしいと思います。
[ここでもICRPの2007年のデータを使いました。注意が必要です。]

●ガンの発生率について
 体内摂取した放射性物質による発ガン率は、以下のように表されます。
 発ガン率=ベクレルx実効線量係数xリスク係数

ここで、ICRPによるリスク係数(ここでは全集団5.5を適用)を
使用し、すべてのガンの発生率を計算してみると、
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/bougo/bougo008/ssiryo3.pdf

ベクレル数x実効線量係数がそれぞれ以下の場合
1mSv  : 5.5 /100,000 (10万人に5.5人) 
5mSv : 2.75/10,000  (1万人に約2.8人) 
20mSv : 1.1 /1,000  (千人に約1人)
100mSv : 0.55/100   (二百人に約1人)

*上の例で言えば、毎日500Bq/Kgの汚染を受けた食品を食べ続けた場 合10万人に約13.2人の人がガンになる、ということになります。
*計数表示上の問題があった場合は、躊躇なくご指摘下さい。

irobutsu.a.la9.jp
<​!-- function myButton(){ w = document.SSForm.SSFormTextw.value; V = document.SSForm.SSFormTextV.value; delta=Math.exp(V/w*0.69314718055995); document.SSForm.SSFormdelta.value=delta; document.SSForm.SSFormood.value=1/delta; } // --> 

...............エピソード................
京大原子炉実験所の今中さんと話した時の事です。
私が、放射性物質の表示は「原子の総量」を基本とするべきで、
長期間の被曝が問題である放射性物質の影響評価単位として、
時間積分しなければ意味の無いような単位であるベクレルは使う
べきではない、と言ったところ、「極小量の物質なんて目に見え
ないから、ベクレル表示は有意義だ」という答えが返ってきまし
た。
これには驚きました。おそらく原子力関係の研究者はベクレルで
慣れているから、素人が「時間積分」なんて操作はいちいち考え
たりしなくて、単に数字だけみて多い・少ないという判断
「誘導されるであろう」という事実に想像が至らないのだろうと
思いました。
勿論、小出さんも今中さんも大変優れた研究者であり、しかも
私たちの心強い「軍師」であるわけですが、残念ながら私は、
専門家であるがゆえの限界、といったようなものを研究者の中に
見てしまったのです。
この表示方法への提案は、以前私がご近所の講演用に作ったもの
で、やはりこういった新しい文化は、専門家だけでなく、市民の
立場から発想する人々が重要だと痛感しています。


専門家といっても物理系の方々。その知見には限界があることでしょう。もっと直接、細胞や生体がやられるといった生物学見地から見ていけば、当然違ってくることでしょう。以前何かのビデオで小出さんが福島さんの物を食べる、といっていたのを思い出します。それは小出さんなりの敗北の罪悪感からの象徴的行動とは思われますが、生物学的に見れば、単なる愚の骨頂。そして、小出さんのような方が健康に活動を続けていけることが今の日本にとってどれほど死活的に重要なのかということを御自身認識して行動すべきだと思います。ああいう立派な方々が、悪人共よりも先に倒れてしまったら一体どうなるのでしょうか。それこそ闇です。御自分の健康も社会的責任の一部としてやって頂きたいと思う次第です。

単位の問題に戻りますが、チェルノブイリの頃はCiでやってました。いい単位を見つけるのは大事なことだと思います。一度いい単位に変えてしまえば、こっちのものです。一般の方はそのオリジンなど普通は考えずにいる訳ですから、すこしでもいい単位にもって行ければ幸いです。少しずつ地道に説得していくしかないでしょう。

単位の問題が大変重要なのは地球温暖化の問題です。本来エネルギー、熱、温度などの次元の単位を標準として用いるべきでを、わざと二酸化炭素に置き換えて居る訳です。そうすると金儲けは出来るし、原発は外せるし、一石二鳥。こんな詐欺はありませんが、残念ながら世界中が洗脳されています。二酸化炭素の寄与分を正しい単位、つまり温度上昇寄与などに置き換えればいいだけの話です。一般の人達にしてみれば、普段空気中の二酸化炭素の濃度など考えて生活しているわけではないですから、温度の方がどんなに小数点かあってもピンとくるのは当たり前です。残念ながら、我々は常に情報操作と洗脳の中にどっぷりと浸って暮らしているのです。"もう単位を変えるのが面倒くさい。"なんてことを言っていると、後で本当に大変な事になるというのが私の基本的な考え方です。なんとか二酸化炭素表示だけは止めて貰いたい。世界が滅びます。

多くの脱原発板はややもすると視野狭窄に陥る人が多い中、ここのサイトではエネルギー問題等について科学的に議論できる方が多くいらして、これまで「異端」扱いされてきた私としては大変心強く感じています。
1.小出さんの「汚染されたものを食べる発想」は愚挙、には全く同感です。小出さんは社会的使命のあり方を誤解しておられるのではないでしょうか。残念な事で、私たち市民のために一秒でも長生きして欲しいですよね。
2.地球温暖化詐欺についても、13年前から訴えていますが社会からは「完全無視状態」です。斉藤さんよくぞ言って下さった、という感じです。
最近は2007年のIPCC第四次評価報告書を必ず手元において講演していますが、CO2犯人説をはじめとして、こんなひどい「政治的事件」は見た事がありません。疑似科学ですらない。
CO2犯人説は、間違いなく核推進派の捏造ですが、そもそも温暖化とは何を指して言っているのか、という疑問があります。例えばよく指摘されていることですが、50年前の百葉箱温度計の誤差は±1℃程度あった。そんな時代のデータを元に、平均気温が0.6℃あがったなどと言えるのか、という笑い話。
私は気候変動についても、自然エネルギー論にしても、熱力学的アプローチで語るべきであると常に言って来ましたが、温暖化論はそもそも熱収支の計算すらきっちりやっていない。
例えばエアロゾル、アルベド、大気から宇宙空間への熱放射などの影響評価脱落。さらに「地球モデル」の対流分析は基本的にナヴィエ・ストークスの流体方程式で近似しているため、カオティックな要素がすべて排除されていますね。
その結果がこんな無茶苦茶なズレ。(アラスカ大学・赤祖父教授データ)
https://docs.google.com/open?id=0B8Z1ZAiF6N6bN2tUYVBOem5uTEE
IPCCの委員として直接作業に関わった横浜国大の伊藤公紀さん自身が、温暖化論は「政治であり、科学ではない」と証言しているのですから、何をかいわんや、ですね。

小出さんの汚染物食い、誰か気の利いた人が周りで注意してあげないんですかね。ああいうこと聞かされると本当にがっかりしてしまう。小出先生には遠くから汚染の少ない食品を送って食べていただきたい気持ちで一杯です。冗談じゃありません。体内を除染、あっ"移染"でしたっけ、してもっともっと頑張ってもらわないと。ああいった方々には一秒でも二秒でも我々のために長生きしてもらわないと本当に困るんです。

植物の大活躍のおかげで、昔二酸化炭素だらけだった地球は現在のようになりました。そのせいで極端に低濃度の二酸化炭素を空気中から取り入れる作業は困難を極める様になり、幾つかの植物での進化を促しました。トウモロコシを代表とするC4植物、サボテン、パイナップルを代表とするCAM植物、それぞれ苦労して二酸化炭素固定のプロセスに気を使っているのです。それは二酸化炭素を空気中から取り入れる酵素の効率が極端に悪いからです。本当に二酸化炭素濃度がとんでもなく高くなったら、ああいう進化は無駄だ、ということで止めちゃう、かどうかは別として、なんらかの変化はあるもんでしょう。そんな絵空事より、我々人類は、当面遺伝子に直接的に変異をもたらし、もっともっと効率的に生物を変えてしまう放射性同位体を心配するべきでしょう。

原発は所謂平常運転時でも、とてつもない熱を放出している大変エネルギー効率が悪い仕組みです。原発夜間発電のカスを廃物利用する揚水型水力発電は計算上、水力発電コストの数字を上乗せするのに使われているのかも知れません。とんでもない熱水を川や海に流し魚類ならびに水生生物が死滅しています。よく原発の人が、水温が一度しか上がらないだとか、魚が増えただとかいっているのを耳にしますが、もともとの生態系に依存していた近傍の漁業者に聞いてみれば、被害は歴然。多くが廃業しています。大きな電力エネルギー需要を賄う為の原子力発電ならとんでもない量の熱を放出していると考えるのは当たり前ではないでしょうか。

‎"ああいった方々には一秒でも二秒でも我々のために長生きしてもらわないと本当に困るんです。"
全く同感です。最近小出さんはがれきも受け入れようとか、困ったことをおっしゃるので、やはりこのあたりにも研究者の限界みたいなものを感じます。それが原因で、小出さんが汚染を受け入れようというたびに講演会でもめるようになってしまったのも結果として推進派を喜ばせてしまうわけで、もっと市民と研究者が対話する機会を作り、車輪の両輪のように脱原発の文化を創らなければならないと痛感します。

"そんな絵空事より、我々人類は、当面遺伝子に直接的に変異をもたらし、もっともっと効率的に生物を変えてしまう放射性同位体を心配するべきでしょう。"
→優先順位をとりまちがえている、というご指摘は、全ての温暖化論者が虚心に聞くべき言葉ですね。
考えてみれば、James Lovelockが原発推進に寝返った時点で、もっと強大なキャンペーンを世間はうつべきでした。生態学者が原子力を否定していなかった、という歴史も、別の意味で「研究者の限界」を物語っているように感じます。

"放射能の事は放射能の言語で、熱量の事は熱量の言語で話す、というのが基本中の基本であるべきです。"
残念ながら、放射能の事も温暖化の話も[政治と経済の言葉]で話されていますね。
最近個人的に一番ウケた政府のギャグは「冷温停止状態」という造語です。(爆)

>やはりこのあたりにも研究者の限界・・・汚染物食い、がれきも受け入れよう・・・ひとりの人間として考えると倫理観が働いてそこを超えられない、というか、大勢多数でわがまま言える世の中とは一線をひきたいとおもっているのではないでしょうか。次のような著作もでているので彼の考え方の参考になりそう。
私は本当の意味での原発の現場の人間ではないけど、この方面の現場の人をしりうる関係にあったので、カミングアウトして本音をもらすと・・・彼らの思考は基本的には文明嫌いです。原子力も、車も携帯電話もコンピュータも大嫌い。ある意味のエコ原理主義者とも言える。それでどうやって大学で研究できるのだろう、というのが私の疑問でしたが、先端技術に通じているからこそそれを否定してみるという構え方、もう一つは、組織論から来る技術批判です。
だからかどうか、彼らに大衆迎合的な「瓦礫反対」を期待してもたぶんお門違いかもしれません。原子力エネルギーを享受してきた代償として「瓦礫」や「低汚染食品」はあまんじてうけるべきだ、というある種の達観、というか倫理観をもっているように見受けられます。良薬口に苦し、ですね。

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